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中国漢時代に焼成された緑釉薬陶器製の鳥です。素晴らしいことに中国美術の世界的一流店、私の憧れで目標でもある繭山龍泉堂さんのお取り扱い作品です。繭山さんのお取り扱い作品ということは、その希少性と高い作品性が保証されたお墨付きの作品であることは間違いありません。また、一流店の厳しい基準で選ばれている為、状態も大変に素晴らしく、数千年前の作品にも関わらず無傷、直しもありません。本作品の価値を裏付けるかのように、特注の台、仕込みの極上箱に納められています。今、新しく造るとなると、この箱と台だけで１５万円かかりますから、吉戸の価格は非常に格安だと言えます。
これだけ大型の動物形作品は非常に珍しく、有名な犬形の作品などは業者間の取引価格で未だに数十万円から百数十万円します。本作も非常に魅力溢れる作品で、極端に大きく天を突くようにビュンと隆起した鳥の尾っぽと踏ん張る足腰の造形の逞しさに心を奪われました。なんたる生命感、なんたる存在感。なんたる躍動感。感動しました。見ているだけで元気と生命力を与えられるような気になります。
無為の技といいましょうか、無作為の美、無垢の力でしょうか。太古の職人の澄んだ精神性、なにげなく捻った無意識の中に宿る神性を感じます。約２０００年前に創った本人は仕事の一環として、パッパと創った中の一つに過ぎないのでしょうが、それが２０００年という、悠久の人知を超えた無限とも思える時空を超えて、今、私の手元にある奇跡とロマンに心が震える思いです。しかも、繭山龍泉堂さんの高い基準で選りすぐられてきた来歴を持つ筋の良い名門の作品です。それがこの価格で手に入るのは奇跡です。
このように来歴の良い作品をコレクションに加えることは全体の格式をあげる為にも非常に良いことです。繭山龍泉堂、壷中居さんは私の憧れで、永遠に追いつけない生涯の目標です。このような名店の来歴のある作品を何点かコレクションに迎え入れる事は非常に素晴らしいことです。色々な変遷を経て今、この吉戸の元にあるからとても格安なのです。両巨頭のお店に伺ってもこの価格では絶対に買えません。このような素晴らしい作品を格安で入手できた吉戸がたまたまラッキーだっただけです。そして、本作品をこの価格でお買い求めになられるお客様もまた、とても幸運だと思います。品質、希少性、来歴、次第全てが素晴らしい良い作品です。
産地：中国
時代：漢時代（紀元１−２世紀頃）
寸法：高さ約１４．５cm 縦１５cm 横８.５cm(台含まず)
状態：無傷
来歴：繭山龍泉堂
次第：台、仕込み箱
御売約ありがとうございます |
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