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中国後漢時代に焼成された陶器緑釉博山香炉です。博山とは、海中にそそり立つ仙人が住むと伝えられる伝説の山のことで、漢時代から唐時代までの間に好まれて上等品の香炉に使用されて来たモチーフです。「博山炉」と呼ばれ、数十年前は百万とか、場合によっては数百万円していました。中国の開発工事により沢山出土したのでどん底まで安くなった今は逆に安すぎるのでまさに買い時と言えるでしょう。
ただ、沢山数が出尽くしたことで、総数と優劣が明確になりました。その中で本作は極上、上、中、下の評価があるとしたら中の上です。このタイプの作品の評価はまず、形と装飾の良さ、希少性、本体と釉薬の状態、最後にサイズで決まります。本作の形は非常に良いです。形にダイナミズムがあり、堂々と豊かに膨らんでいるので上です。装飾の希少性は普通です。本体の状態は普通、釉薬の状態は極上、サイズは普通です。総合すると厳しくみての上、ひいき目に見て上の中だと言えます。魅力溢れる良い作品プロの私から見て魅力が本当に深いです。百に一つくらいの感覚だと思います。
博山炉は壷などと比べて元々数が少なく、上等品だし希少なものです。とりわけ、本作のように身と蓋がオリジナルで揃っていて、カセもなく、直しも無く、かつ作品として魅力溢れる良い作品は本当に数少ないものです。私はこの作品がとても好きなので、自信を持ってオススメ致します。漢の緑釉の白眉です。
産地:中国
時代:後漢(2世紀)
状態:口縁に僅かな窯傷、皿縁に欠け一ヵ所
寸法:高さ約17cm
御売約ありがとうございます |
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