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中国北斉時代(550−577)に制作された白玉菩薩立像です。素材は白大理石です。全高30.5cmと小振りで書棚や机の上などにジャストサイズです。美しい身体の曲線美と彫りの良さが光る素敵な作品で、石なのに滑らかな絹衣の様子がすごく良く表現されていて驚嘆致します。
本作は十二神将のような連作の中の一体のようで、コレクターの方から五体ほどまとめて昔に分けて頂き、最後に残していた作品です。台はコレクターの方が発注したようで、接着されていますが剥がせば剥がれると思います。他の四体も各々同じサイズで違う衣装を着て、違うポーズをしていました。全てお顔と手足が破壊された状態でしたが、それでも尚美しいと感じました。
十年近く書棚に飾って眺めていましたが飽きるどころか益々良さが分かってきました。石質も白玉のお手本のような分かりやすい石で、勉強にも最適です。近年、ようやく中国本国でも仏教美術、石仏の良さに気付き、ブームになってきました。その煽りで石仏関連がもはや全然入手できなくなってしまいました。石仏は陶磁器と違い量産できないので、全作品一つ一つ全然違います。個性が光る本作品を是非この機会に御求め下さい。
産地:中国
時代:北斉時代(550−577)
寸法:高さ約30.5cm(台含む)
状態:残欠
御売約ありがとうございます |
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