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花地蔵 高麗青磁白黒象嵌盃(替茶器)  

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高麗時代12から13世紀の青磁白黒象嵌盃です。牙蓋(げぶた)がついた替茶器として仕立てられてますが、ぐい呑としてもジャストサイズです。

盃は、茶碗ほど鑑賞陶器の対象とされることは少ないように感じます。それは茶碗には茶道という築きあげられた歴史の重みがあるためでしょう。しかし盃にも、もっと鑑賞陶器としての視点を重視してもよいのではないかと思っています。それが茶であれ酒であれ器に違いなく、それを楽しむ人にとって愛玩の対象であることに変わりないのですから。茶碗に比べ盃はサイズが小さいですが、その小さな器に秘められている景色の美しさは茶碗と通じるものがあると思います。茶碗と同じ視点で器としての盃を見直してみようと思っています。

さてこの器ですが、替茶器として鑑賞しているだけでも、茶席の空気を引き締めるような美しさがあります。盃として使えば白黒象嵌の繊細な表現が魅惑的で、酒の味さえも格段、上品なものにしてくれるように感じます。青磁釉が飛び白い象嵌の土が現れている景色さえ、時の流れを伝え、時代の雰囲気を醸し出しています。高台周辺の景色も、砂塵が吹き抜ける高麗の地を表すようです。この器から、酒を舌に載せ、喉を通すとき、まさに美を呑むという快楽を味あわせてくれます。

窯の中で青磁釉が飛び白象嵌の土が露出している部分があります。また矢印Aの箇所に表層の青磁釉が小さな三角形のような形で欠けて部分があります。ですが全体の景色に溶け込み気になるものではありません。

直径67mm×高さ64mm(牙蓋を被せた高さ71mm)

ご売約ありがとうございます。
 


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