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東北地方から畿内に持ち込まれたと考えられる黒色土器碗です。
見込み全面にヘラ状工具で細かく磨き調整を施し焼成最終段階で炭素を含む薪を投入し胎土に炭素を吸着させ漆黒にし硬度と保水力を得ています。同じ手法で作られたよく目にする御陵碗に比して本品は美しい丹いろと鈍い銀黒色に輝く黒色土器碗です。
落としを工夫して頂きますと野草など活けてお愉しみいただけます。
口縁に小さなほつが数箇所ございますがニューや補修も無くうぶな状態です。殆ど出ない希少な遺物だと思います。
口径15cm 高さ6cm 高台径8.2cm
箱なし、10世紀 平安時代
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◎御売約ありがとうございました。 |
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