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愛知県の矢作川及びその支流に埋まる土器。
流れに洗われ、表面が一枚剥けこのような艶やかな緋色を出します。
地の白い肌とのコントラストも好事家の喜ぶところで、「矢作上がりの弥生」と呼ばれ珍重されてきました。
15年ほど前にきれいな小品がたくさん市場に出たのですが、世の常でそれからパタッと見なくなりました。
掘りやさんのところに紹介で行ってみたことがあります。
この手の土師器に限らず、須恵器や常滑・渥美などものすごい量がありましたが、やはり完品はわずか。
仲間四・五人で川に入るといってました。
風の噂で、その方々揃ってお縄になったと聞きましたが、わたくしを紹介してくれた骨董屋が警察OBでもあったというのはなんとも笑えぬ「骨董屋あるある」であります。
広口が一旦つぼまり、胴部でまた膨らむかたち。
花映えします。頸も折れてませんので花器として完璧かと。
大きさ 高さ12.5 口径9.5センチ 古墳時代 土師器
ちょっと大きいのですが、塗のいい箱お付けします。
◎御売約:ありがとうございました |
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