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飛鳥藤原京に存在した紀寺(小山廃寺)所用軒丸瓦です。大きな中房に蓮子を1+4+8と点じ瓦当部は薄く作る手法など古式を示しています。藤原京域では本薬師寺とほぼ対称する位置に紀寺が存在したと確認されていますがその経緯や史実など謎で諸説があります。藤原紀寺の軒丸瓦は雷文縁が通例でもあり紀寺式軒丸瓦と分類式されるほど広く知られているのに対して資料で確認していただけますが本軒丸瓦 (6233Bb)は線鋸歯文縁 (LV)に属するもので一部欠損してはおりますが圧倒的に発見数が少なく極めて貴重と言えます。
残存最大径14.5cmですが直径は欠損のため資料同様本瓦も採寸不可能で内区の弁区径は10.4cm(6233Ba)と同寸です。
各部の寸法は個体差もあるでしょうが参考資料と合致いたします。
箱なし、飛鳥時代
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◯御売約ありがとうございました。 |
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