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古童 拓本 南円堂 灯籠火袋扉  

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南都興福寺、そのあまりにも有名で数々の国宝文化財を所有する法相宗の大本山。鎌足の子、不比等が創建し以後藤原氏の氏寺として厚い信仰を集めたそれは今も変わらず美しい伽藍を擁して存在し続けています。皆さんよくご存知のことでくどくどしい説明も要らぬことと思います。

その伽藍のひとつ、弘仁四年(813年)に創建された南円堂は、藤原氏の中でも特に摂関家として絶大な権勢を揮った北家の藤原冬嗣が父内麻呂の追善供養のために建立されました。国宝である運慶の父、康慶一門の製作による不空検索観音像を本尊とし、更にそれを護る四天王像が安置されています。また西国三十三か所の九番霊場としても信仰を集め善男善女の参詣が絶えない所でもあります。

さてそんな南円堂も創建から幾多の戦乱によって焼失の運命からは逃れられず、現在の堂は寛政元年(1789年)の再建です。

しかし唯一創建時から残っているものが堂前にある金銅製灯籠です。もちろん当時のものは国指定重要文化財なので国宝館に保管されていますから、実際に堂前に立っているのは後代のものですが・・。

その火袋部分の扉の拓本がこちら。そこにはこの伽藍の縁起が謹厳な書体で綴られていて、実際の
扉には鍍金も残っています。その第一の扉に重要な建立の年号が記載されていますね。きっちりとした唐様の天平書体からやや和様化が見られるいかにも平安初期の感覚が窺えます。

古い時代の裂を使って、というのではないですがなかなかセンス良くまとまった軸装です。軸端も
陶製の色味を合わせたものを使用して上品なものですね。

拓本というのは現物が持つその時代の空気感を写し取って、気軽に個人の身辺で愉しめる唯一のもの、平安という時代がお部屋で感じて頂けるものをぜひとも手に入れてみてください。

軸装  縦148.5センチ 横(軸端を含まず)44.7センチ

紙本  縦 65.0センチ 横32.6センチ

桐箱に収められています。更に紙箱に収まります。

御売約ありがとうございます。
 


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