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春から初秋にかけてお喜びいただける平斗々屋茶碗。斗々屋は窯変の多い膚が好まれますが本碗のようなすっきりとした碗相は茶映りが格別よく、茶を喫する満足感を十二分に得られることでしょう。薄掛けの釉、十個前後の薄い目痕、茶溜り、広い湿台(シッタ)痕、土目の椎茸高台、広く削り込んだ高台周り等、斗々屋茶碗の約束を具備しつつ、口縁には薄い釉流れと指痕も残されており本碗の魅力を倍加させています。
3cm前後のニュウがありますが、響きよく気遣いなく御使用に耐えます。永く付き合える高麗茶碗を、という初心者の方にも自信を持ってお薦めできる一碗です。ボロですがウブ味を遺した御物袋と中込も何とか用を弁じますので、そのままお送りします。
径 155〜158mm
高 55mm
付属品:伝世桐箱(*)、御物袋、中込
*上絹の真田紐も伝世ですが、切れかかっている箇所があります。御了承下さい。
朝鮮王朝時代(16世紀)
◎御売約ありがとうございます。
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