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笹岡秦山は三重の人。萬古焼で特に声価の高かった旧き佳き急須を、ひとつひとつ手廻し轆轤で作り続けた陶工です。煎茶好きで知られた「珍品堂」こと秦秀雄氏に見出され、少なからず数奇者の掌中で愛されましたが、早世。秦山急須が市場に現れる事は稀で、大袈裟ではなく今や「幻」の感があります。
この度、秦山急須を未使用の状態で御紹介できる幸運に恵まれました。もちろん無疵、共箱も附属した完品です。目の細かい色目の沈んだ土には使い込むほど艶が乗り、愛慕も日々深まる事でしょう。秦秀雄著『骨董玉手箱』に載る秦山急須の写真を添付しましたので、御参考ください。
幅 100mm(注ぎ口含)
高 55mm(摘み含)
付属品:共箱
昭和時代(物故)
◎早々の御売約ありがとうございます。 |
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