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風招 李朝[正殿]銘  礼賓三島盃  

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李朝好きの方には言わずと知れた『礼賓手』の三島。役所や官寺用として納品された上手物で、薄作で端整な作が多い事はご存知の通り。一部の数寄者にとっては憧れの品であり、いわゆるブランド品とも言えるでしょう。

書かれている文字は、礼賓の他に長興寺(庫)・内膳・司膳・仁寿府など様々で、本品の文字は[正]は誰が見ても明かですが、二文字目は[殿]の略字であると先日李朝陶磁に詳しい方からご教授頂きました。[正殿]もしくは[正殿庫]、つまり朝鮮王朝の開祖である李成桂や先祖の御霊を祀った建物内で、供物用の小皿として用いられたモノだそう。

いやいや供物皿だろうが何だろうが、寸法が手頃なら呑んでみようじゃないか!というのが酒徒の常…のようで、本品も一般に盃と呼べる上限のちょうど 10cm。礼賓手でこの寸法は以外に見かけません。まだ酒器として使われた形跡はなさそうですが、生まれが良いので、これから使い込むほどにしっとりした風情を醸し出してくれることでしょう。

文字の周囲の小花文の象嵌はさすがに丁寧な仕事ぶり。一方、礼賓手の裏行きは存外 素っ気ないモノがありますが、本品もご多分に漏れずの素文で、しかもカセが結構きているのが、惜しまれるところ。見込み側を愛でつつ呑む盃と云えるでしょう。

◆ 径:10cm、高さ:3cm。李朝初期。口辺の釉溜まりが画像では共直しに見えるかも知れませんが、キズやニュウはありません。

☆ ご売約となりました。ありがとうございました。
 


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