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古童 木彫 僧形 神像  

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僧形神像と表記しておりますが、地蔵菩薩などの可能性も高いかもしれません。もともと複数あったと聞いていますが、六地蔵信仰の六体であったのかどうかは定かでありません。いまはこの一体だけになってしまっています。

おそらく仏師の手になるものではなく、手先の器用な人、村の大工さんなどに頼んで作られたものでしょう。小さく粗末な村のお堂に祀られていたのでしょうが、早くからちゃんとしたお寺の中の建物に移動されたので虫害などからは無事であったようです。

ごくごくシンプルで静かに眠るように瞑想するお顔、衣紋の表現もごくあっさりとしたものですね。簡単で稚拙な表現なのですが、技巧に凝ったものより見ている我々に訴えかけてくれるのは何故なんでしょう。きっと技術ばかりを追求したお像の前では正座していなけりゃいけないような、ちょっと窮屈なことを強いられるから。それに比べてこのお方は、行儀悪く御前で寝そべっていても微笑んで許してくださるような気がします。ですからこちらも身構えることなく全てをさらけ出してほとけの慈悲にお任せできるのではないでしょうか。

立派な仏像もそれはそれで素晴らしい仏教美術でありますが、こちらは常に弱者に寄り添ってくれるような素朴さが魅力。ですから民衆的古民藝ということでご紹介しています。

のんびりとゆったりと眺めて頂ければ、穏やかな心持ちにしてくれますよ。

高さ30.2センチ 横巾20.4センチ

時代判定が難しいのですが、江戸~明治大正辺り、だいぶ広い範囲で考えています。

神像ならば霊木信仰によって木取りのいいものとはまた別に、あまりよくない木目も使っていたりするわけで、その多くがこうして木割れが生じているものですね。はたしてその信仰の木で作られたかはわかりませんが、欅のような堅木で作られているようで、お顔の横や胴に割れが生じています。ただこの状態で長い年月が経過しているようで、割れ口から大きく広がる、グラグラするというような不安感はなく、この状態で安定しています。またこの手の多くが虫害に遭っているものですが、こちらはその被害は全くありません。

御売約ありがとうございます。
 


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