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独酌に真向きの黒唐津一合徳利です。朝鮮唐津を生産した藤ノ川内窯らしく、薄い器体やベタ底といった特長が見てとれます。黒唐津は一見地味に映りますが、伝世味の染み込んだ艶やかな釉は眼や手を悦ばせ、官能的ですらあります。
窯板から外す時に失敗したのか、底がデコボコしており擦って均したのが残念ですが、もちろん漏れはありません。手取りが軽く使い勝手も上々です。箱書等ありませんが関西古美術界の重鎮、河瀬洋三翁の旧蔵品。
高 108mm
幅 85mm
容量 190cc
杉箱(真田紐は欠損)、風呂敷附
桃山〜江戸初期
◎早々の御売約ありがとうございます。 |
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