|
同種の掛け分け徳利は散見しますが、このような振出として使用できる品は希少です。伝世の艶やかな膚も真に魅力的で、使う度に愛着が深まることでしょう。振出と称した小徳利でも穴の径が小さく極小の金平糖しか容れることができない品が多い中、茶席で難なく金平糖を転がり出せます。
口縁に本銀直しが2箇所。大きな瑕はありません。7勺程の容量ですので左党には物足りないかも知れませんが、思わず「使いたくなる」品かと存じます。盆景が何とも愛らしいものです。
高 80mm
幅 65mm
穴の径 15mm
桐箱付
桃山〜江戸初期
◎早々の御売約ありがとうございます。
|
|