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絵高麗、と書けば朝鮮陶のように感じますが、磁州窯系の窯で焼かれた雑器の一群です。文禄〜慶長の頃に招来された梅文の茶碗が茶人に取り上げられ、「絵高麗茶碗」「梅鉢手茶碗」などと呼ばれるようになりました。粉引と同じで釉下に白泥を施しており、昔の茶人はちゃんと「育つ」茶碗として見極めていたのでしょう。しかし雑器の割に数少なく(伝世しているものは特に)珍重されております。
黒花(鉄絵)で描かれることの多い絵高麗ですが、この盃は色絵で仕上げられており、柔らかい肌と相俟ってとても愛らしいものです。見込のニュウは残念ですが裏に通っているのは口縁付近だけですので、無難にお使いいただけます。良質な粉引のようにじんわりと酒を吸い、呑むたび愛着が湧く盃と思います。希少な色絵の絵高麗盃、この機会に如何でしょうか。
径 78mm
高 33mm
桐箱付
明時代
◎ありがとうございました。
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