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唐子は古来より家系の繁栄、すなわち子孫に恵まれるモチーフとして喜ばれました。この人形も縁起を呼ぶ飾り物として棚上に置かれたのでしょう。類品として画像を掲載したのは佐藤千尋コレクション(石洞美術館館蔵品)の古染付の唐子人形一対ですが、本品は顔の表現がより細やかで(少し怖いですが)、石洞本に先駆ける品と判断しております。
指先と髪結いに直し、また窯瑕もございますが状態はほぼ良好といえます。類例少なく希少な景徳鎮の唐子人形、この機会にいかがでしょうか。
高 82mm
幅 50mm
元〜明時代
◎ありがとうございました。
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