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岸岳の皿屋あるいは帆柱の斑唐津片口です。オパールの釉調がなんとも美しく理想的な上がりといえます。かなり古い発掘伝世の品で、隣に引っ付き歪んではいるものの却って持ちやすく、また独酌に足りる大きさが有ります(容量は正一合!)。箱書の通り、かつて茶碗としても使用されたようで口縁に茶渋の付着が御座いますが、ヒッツキの部分も慣れておりストレスなくお使いいただけると思います。
斑の釉は成分的に腐食しやすく、見込に多少の荒れは見られますが不潔な印象では御座いません。また補修の部分が古く隙間から少し漏れましたので、当方にて修復してお渡し致します。酒を嗜む際、盆景として「割れ」がないのはポイントが高いですね。時代成りの風情ですが斑の片口は希少かと思いますので、是非御検討ください。仕立ての良い杉箱に間道の仕覆が添います。
幅(最大) 140mm
奥行 85mm
高 45〜63mm
杉箱、仕覆付
桃山時代
◎ありがとうございました。
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