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古民藝のなかで特に人気のある鉄のもの、もっとも多いのは灯火器のたぐいでしょうか。ざっくりとした鉄味とみずみずしい花の組み合わせが美しいので見立て花器として人気のあるものです。
かぎ針のように先端を曲げて鴨居や軒などに吊ることが出来るようになっています。本体部分は三方向に伸びた枝金具で円板を吊るようになっていますね。ここに燈明皿を置いて芯を入れ灯して使用していました。
さて現代では当然これは花器としてうってつけの一品でしょうね。大きく安定した円板には白いそばちょこをおとしとして置いて使いましょう。疵はありますがシンプルな白磁が手許にありましたので、お付けしたいと思います。
掲載の画像は庭に咲いていた、ちょうど季節のガクアジサイを一枝入れたもの、あまり長い枝物はちょっと難しいかもしれませんが、これから旬な鉄線などもいいんじゃないでしょうか。
ゴリッとした鉄味を存分にお愉しみ頂きたいと思います。
吊るした状態の全体の長さ54.0センチ 円板部分の径15.5センチ
江戸時代頃
灯火器本体に傷みはありません。付属物の白磁にはニュウと繕いがあります。
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