骨董をもっと身近に fufufufu.com
初めての方 全商品 ログイン 新規登録
 検索/品名  価格 円~ 円  ジャンル

かいだ古美術 山村廃寺 均正忍冬唐草文宇瓦  

お店紹介

店主紹介

その他の商品

この商品について店主にメール

※画像をクリックすると、大きな画像が表示されます。
     
 
宇瓦に忍冬文(パルメット)を用いる寺院は少なく蒐集家にとって垂涎の的でもあるのですが、ご紹介の瓦は山村廃寺出土の均整忍冬唐草文宇平瓦です。瓦当部が少し摩滅してはおりますが忍冬の瑞々しい蔓の表情は未だ少しも失せる事なく白鳳期の空気を存分に感じて頂けるのではと思います。
本宇瓦と対となる鐙瓦は縁が鋸歯文で大振りな中房と大らかな八葉単弁蓮華文を表す抑揚ある山田寺式鐙瓦です。山村廃寺跡は奈良市の東南に位置する高台に建つ円照寺の東側「ドドコロ池」周辺です。また、北方に繫がる藤原町横井には飛鳥時代の星組八葉素弁蓮華文鐙瓦で知られる横井廃寺が在ります。
因みに、JR桜井線 櫟本駅近くに櫟本廃寺が在り、その東方の前方後円墳の上に建つ和爾下神社あたりが和爾氏の本拠地とされ、そこからさらに北方の遥か先の高畑大道そして春日に至るまで、西に大和盆地を見渡せる東の高台一帯は飛鳥白鳳時代の廃寺跡(櫟本廃寺 山村廃寺 横井廃寺 古市廃寺など)が連なって点在します。
まだまだ解明されていない謎の部分が多くあると思いますが絶大な勢力を誇った古代豪族の和爾氏一族に関わりのある寺々と言われています。
奈良に遷都される前の飛鳥白鳳時代に明日香や藤原京から遥か北に離れた土地、西に大和盆地を見渡す風光明媚な東方高台一帯には既に立派な伽藍を持つ寺々が存在していたと言う事実を忘れてはならないと思います。
参考画像は「大和古瓦図録」に掲載される宇瓦です。 箱なし、白鳳時代
横幅最大20.5cm 奥行最大12.0cm 厚さ最大5.0cm
お問い合わせなど、お気軽にお電話ください。
65,000円


Copyright (c) fufufufu.com All rights reserved.