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コプト織はエジプトに於けるキリスト教(=コプト教)から生まれ、衣服・敷物・壁掛けなどに使われた裂で、エジプトを代表する織物。3世紀末~12世紀頃まで、様々な文化のモティーフを取り入れながらバリエーション豊かに変化していきました。
人物文はコプト織の最もポピュラーな題材で、キリスト教から生まれたにもかかわらず、ギリシャ・ローマの影響を強く受けたため裸体の表現がしばしば見られます。
◆ 裂:11,3×24cm、額:26,7×32,8cm。皆川泰蔵コレクション旧蔵品。最後の参考画像と同時代、7世紀頃のものと思われます。
◎ 参考画像:『古代エジプトの染織美 コプト織/皆川泰蔵コレクション』古代オリエント博物館 1998年 図録 所載品。
・皆川泰蔵 (1917-2005): 染色家。「染色日本の民家」、「日本の染色展」ベルリン国立世界民族博物館、「世界を染める」大丸ミュージアム他、祇園祭の山鉾の装飾などを手がける。勲四等瑞宝章受章。現代工芸美術家協会理事。日本現代染織造形協会理事長。出典「日本美術年鑑」H.18年版より
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