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古童 古染付 春字文 鉢  

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新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞ古童をよろしくお願い申し上げます。さて年賀状にて一部ご覧頂けたかとは思いますがその現物、古染付の鉢をご紹介したいと思います。

以前から好きで扱ってきた古染付、(もちろん扱えないものも数多くあるのは事実ですが・・)出来るだけ身近で愉しいものを提供したいと思っておりますが、こんなのもまた使って愉しいものの
ひとつではないでしょうか。

見込みには大きく「春」の文字、春宵一刻値千金という言葉もある通り、なんとなく人をウキウキさせる意味合いがありますね。まだまだ寒い冬本番ではあるのですが、新春を寿ぐのにふさわしく、これからやってくる暖かい春の季節を先取りして頂きたいと思います。

周縁には吉祥を表わす貝や巻物、牡丹の花のようなものもありますね。富貴花とも呼ばれるものでやはりおめでたい文様。外面には釣り竿を担いで水辺に向かう人、橋を渡る杖をつく人も見えますね、東屋などもあってのんびりした桃源郷を表現しています。

全体に素地が厚く、ぽったりとしたもので純粋な注文品と思われます。高台はがっちりとしたつくりで、古染付らしい雅味溢れるものです。また呉須の鮮やかな青と素地の乳白の上がりのいい膚合いも魅力あるポイントです。上から見ると土もののように口縁が正円ではなくわざと歪ませているようですね、これも志野や織部などとも共通する温雅な見所です。

これを向付として、折敷は根来、いや木味のいい松盆などを据えて、盃は唐津、う~んそうすると徳利は堅手の使い込んだやつかな?、鉄の銚子を使う手もあるな~・・などなど。
組み合わせを考えていくと悩みは尽きませんが、こんな愉しい悩みもまた他にありません。お手持ちの道具と組み合わせた至福の一献をどうぞお試しください。

口径13.7~14.4センチ 高さ7.7~8.0センチ

明時代末期

味のいい古い箱に収められています。箱の畳付部分の桟のひとつが無くなってしまっていますが、収納には取りあえず支障はありません。

口縁に虫食いやそのエッジ部分の薄い削げ、銀繕いが1か所、胴にひとつ火ぶくれがありました。高台畳付にも削げがあるようですが、もともとこれは石ハゼだったように思います。古染付にも疵が無いのがベターではありましょうが、この厚い手は特に気にならないものかと思います。なにより染み込んだ使用による味が、大切にされてきたことが窺えるものになっています。

御売約ありがとうございます。
 


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