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広州分院窯の白磁徳利です。朝鮮の白磁徳利は新旧様々なものがございますが、19世紀初頭から中期にかけて製作された<素文の分院徳利>は案外珍しいのではないでしょうか。瑠璃地や染付徳利に散見されるいわゆる下蕪形で、容量は200cc。正しく独酌にうってつけのお品です。写真では少し暗く写っておりますが、実物はミルク色の膚に釉の水色を薄らと纏う、本当に綺麗な白色です。
口縁に二箇所の本銀直し、頸に短いニュウがございますが総体綺麗で品位が保たれております(油の臭いもありません)。白磁徳利は春夏のものと思いがちですが「暖かい部屋で冷たい吟醸酒をいただくのも冬の愉しみのひとつ」と考えれば違和感なくお使いいただけるものと思います。皆様は如何お考えでしょうか。
高 125mm
幅 85mm
上製桐箱付
19世紀
◎御売約 ありがとうございます。
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