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白檀塗とは下地漆の上に金箔を貼り、透漆で仕上げる技法です。我が国では平安時代から存在しましたが、手数がかかるため遺物は多くありません。寺院で細々したものを収納したのでしょう。金箔の剥落著しく満身創痍といえますが朱漆とのコントラストが美しく、古格のある表情は見飽きることがありません。
桃山らしい、おおどかな空気を孕んだ手許箱。頃合のサイズですので、茶箱に見立てることも可能です。
幅(外寸) 176 x 112mm
幅(内寸) 152 x 100mm
高(外寸) 123mm
高(内寸) 86mm(天地)/ 70mm(地〜桟)
桃山〜江戸初期
早々の御約定ありがとうございます。
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