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    ◎未年最初の出品です。本年も宜しくお願い申し上げます。 
 
高麗青磁の狂言袴を写した、白土象嵌の筒茶碗です。八代焼の開窯で加藤清正により招かれた陶工の上野(あがの)家は朝鮮系渡来人。故郷を懐かしむ想いで作ったのか、細川家の指導の賜物なのかは今となっては判りませんが、蹴轆轤で一気に引き上げられた豪放な作行きや荒削りな高台等、今も私たちを魅了せずにはおれません。 
 
細身の筒茶碗ですので毎日の湯呑みとして、或いは焼酎のお湯割り等にも好適かと存じます。伝世味あふれる艶やかな膚も嬉しく。無瑕完好です。 
 
* 写真に散見される橙色の部分は反射によるものです。 
 
高さ 96mm 
口径 72mm 
桐箱、仕覆、風呂敷付 
 
 
17世紀 
 
 
御売約ありがとうございます。 
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