骨董をもっと身近に fufufufu.com
初めての方 全商品 ログイン 新規登録
 検索/品名  価格 円~ 円  ジャンル

渡邊美術店 大御輪寺 籾塔  

お店紹介

店主紹介

その他の商品

御売約
※画像をクリックすると、大きな画像が表示されます。
     
 
本殿をもたず三輪山を御神体として拝する、
原始神道の形態を現代に残す、大和 大神神社の
神宮寺であった大御輪寺の籾塔です。
明治期の廃仏毀釈により廃絶した大御輪寺ですが、
現在聖林寺に伝わる天平仏の国宝 十一面観音像は
大御輪寺に安置されていた仏像であることでも
知られており、往時の隆盛が偲ばれます。
今回出品の籾塔は鎌倉時代の作であり、
同時代の品で比較的見かける機会もある、
室生寺 籾塔と比べると、日に焼けたような木地に
胡粉が塗られているのが特徴です。
石造宝篋印塔はこの頃に制作が始まったと
記憶していますが、作の良い最初期 石造宝篋印塔を
そのまま小さくしたような造形的な美しさと、
情感に訴えかける佇まいが大御輪寺 籾塔の
魅力といえます。
相輪を欠失していますが、石田茂作さんによる
籾塔の解説でも、相輪を残す大御輪寺 籾塔は
未見とあります。
仏教美術に関心のある方にお勧めしたい、
小さな仏塔です。

高さ:約6センチ

参考画像 廃瓦塔の由来 石田茂作 昭和49年
            大塚巧藝社

ありがとうございました。
 


Copyright (c) fufufufu.com All rights reserved.