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一合に満たぬ小体ですが、爽やかな伝世味を感じる徳利です。腰の曲がった古老を彷彿とさせる迫力ボディは轆轤が縒れてできたもので、大きさの割に手重りしますが掌に吸いつき使い勝手もよろしいです。艶やかでリッチな釉薬の重なりは官能的ですらあります。
首は共継ぎですが首に何か巻き付いたまま焼成したのか、不思議な窪みと釉だまりがあります。最初は精巧な共直しかと思いましたが、施しはありませんでした。首の接合部分も見た目にはほとんど気にならないものです。徳利内部は洗浄済み、すぐにお使いいただけます。
高さ 97-100mm
長径 70mm
容量 160cc
杉箱(屋久杉古材)付
桃山〜江戸初期
御売約ありがとうございます。
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