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古童 円筒埴輪  

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 古墳時代とは文字通り多くの古墳が各地で造営された時代、近畿地方に数多く残る古墳は巨大で、しかも多くは前方後円墳と呼ばれる鍵穴のようなかたちのものです。宮内庁管轄で全面的な発掘調査はまだまだ進んでいないものが多いのですが、出土したものは大きく立派で作りがきっちりとした精作であることが知られています。

 この円筒は北関東出土と思われますが、群馬を中心としたこの地域の古墳も近畿ほどではないにしろ、大きく立派で、しかも前方後円墳がかなりの数で発見されています。それは中央集権が固まりつつあるなかで、この地域に強い勢力を誇った豪族がいたことを思わせます。この豪族たちが北の蝦夷と結ばれたら大変な勢力になってしまうという政治的な意味合いもあったでしょう、中央から鏡や勾玉の贈り物があったり、古墳が中央のスタイルであったのも勅使の派遣ということがあったのかもしれませんね。そんなことでこの地域の出土物も興味深いものが多いようです。

 円筒埴輪は土留めに使用されたとの説もあるようですが、その性格から考えて祭祀のニュアンスを多分に含んでいるもの、土留めの役割と共に被埋葬者を顕彰する意味合いがあったでしょう。ですからこれだけ現代のわれわれの目に強く訴える迫力があるのだと思います。

 とは云っても柔らかく焼けた膚はあくまでもほのぼのした優しい色合い、それが日本の風土に根差した古代の人々の穏やかな心根が表れているということでしょうか。

 発掘ものの土器であれば破損は避けがたいこと、これも欠損はありますが口縁部までしっかりと残っている部分がありますので、全体像が想像できると云うのがありがたいですね、穴も普通より大きく開けてしまったためか、上部が突帯に掛かりそうになったので、いびつな円になっているのもまたご愛嬌でしょうか。シャープな張り出しの突帯もきれいですね。

 古代の香りを気軽に愉しめるものが手に入る、世界中探してもそんな国は日本だけかもしれません、ありがたいことです。ぜひお部屋でその香気をお愉しみください。

 口縁部の直径 約24.0センチ 最大高 36.2センチ

 古墳時代5世紀頃

 画像でご確認いただける通り欠損や突帯の剥落があります。この他に補修はありませんので痛々しい感覚はなく、座辺でお愉しみ頂くのに支障はないと思います。

御売約ありがとうございます。
 


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