骨董をもっと身近に fufufufu.com
初めての方 全商品 ログイン 新規登録
 検索/品名  価格 円~ 円  ジャンル

風招 古墳時代 土馬  

お店紹介

店主紹介

その他の商品

御売約
※画像をクリックすると、大きな画像が表示されます。
     
 
土馬の中で比較的 認知され流通しているモノとして、平城京や長岡京から出土する小ぶりで三日月形の顔にスラッとした体躯のタイプ『大和形』がありますが、本品はそれより古い古墳時代に遡る土馬です。大和形が画一的になってしまうのに対し,これらはまだ一つ一つが個性的。何やら恐竜の様にも見えますが、当時の馬は短足・頭でっかちで大きさも現代のポニーほどだったようで、その特徴が微笑ましく表現されています。土馬の変遷は大まかには、大型→小型へ、飾り馬→裸馬へ、眼は貼り付け→穴へ、つまりはご多分に漏れず簡略化・規格化の流れを辿ったように見えます。また数の上でも大和形が一カ所の遺跡から多数 出土するのに対し、こちらの出土例は遥かに少ないものです。

そして土馬はほぼ例外なく、脚・尾など体の一部が折られていて完形の個体がないものですが、本品も同様です。これについてはかねてより民族学的見地(?)から、側溝・井戸・河川など水に関わる場所からの出土が多い事をあげ「水神・水霊に捧げたりするなどの信仰との関連性 云々…」と言われていますが、個人的にはどうもそれと馬との繋がりが釈然としない気がするのですが。まそれはともかく本品ほどに状態良く、かつ鑑賞に耐えうる愛嬌ある土馬は滅多にないもの…と強く主張したいところです!
先に出品の『金銅貼り鏡板』共々よろしくお願いいたします。

◆ 体長 16,7cm、高さ 6,3cm。左後足1本と耳、たてがみを欠損。その左後足部分は義足が台に付属して作られています。
参考画像:『特別展 / 古代文化・馬形の謎』根岸競馬記念公苑(馬の博物館)S.61(1986)年より。掲出の足も補修されています。

☆ ご売約となりました。ありがとうございました。
 


Copyright (c) fufufufu.com All rights reserved.