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茶碗をそのまま小さくしたような珍しいデルフト杯です。元はどのような目的で作られたか不明ですが、酒杯として優秀だったのでしょう、丁寧な金直しを伴って伝わりました。上がりも良く、若干の青みを落とした白色。四方に渡る貫入が良いアクセントになっております。
口縁三箇所、高台二箇所に丁寧な金直し。釉剥げもありますが古いデルフトには付きもの、古陶ファンの方にはご理解いただけるものと思います。「渡り更紗で仕覆を誂えて、阿蘭陀茶会でも。」使って楽しく、想像膨らむ杯です。
口径 51mm
長径 60mm
高さ 35mm
箱なし
17〜18世紀
早々の御売約ありがとうございます。 |
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