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タイのバンチェン遺跡で発掘された土器です。以前はタイの彩色土器が好きになれませんでしたが、丹が塗られた一見派手な装飾は可愛らしくもあり、今では新鮮な趣を感じられるから勝手なものです。タイの土器の歴史は大変に古く、これは線刻してから彩色された一段古いものです。高杯と壺を合体させたような面白い造形感覚と頃合いの大きさも嬉しい点ですね。
手元に適当な草木がなく、店の片隅に生えていた雑草を摘んで生けたら結構サマになりました。花映りは当然良いですのが、赤い装飾を考えると花よりも草木の方が目を楽しませてくれるかも知れません。
縁に一箇所欠けがありますが脚の補修もなく、総じて良い状態です。
高さ 133mm
横幅 125mm
桐箱付
紀元前 1100〜前200年頃
早々の御売約ありがとうございます。 |
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