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頃合いのサイズが嬉しい、美濃の鉄釉盃です。釉は椿手調、糸切り高台にも施釉してある点から古いタイプに属します。美濃出来にしては口縁が薄く、「べべら」になっているところも雅味がありますね。その形状から、酒がスルスルと口へと運ばれ「美味しく吞める」盃です。春から夏には手放せなくなるでしょう。
胴部にあるヒッツキはお隣とくっついたものではなく、輪トチに乗せて焼成した跡です。口縁の薄さから数カ所の共色直しがありますが、瑕気の少ない頃合いの美濃盃は希少です。
口径 70mm
高さ 22-25mm
桐箱付
桃山〜江戸初期
早々の御売約ありがとうございます。 |
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