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鶏龍山平盃で10cm(以下)…と日夜 呪文のように唱えている貴兄。アナタの為の盃です!・・・と言いたいとこなんですが、惜しいのは見込みが磨れて表面がやや荒れてしまっている点。おそらく日々タワシで無造作に擦られていたのでしょう。裏の感じを観ると元々うわ釉が薄かったことも手伝ったのかも知れません。その裏面の波乱万丈ぎみの景色はなかなか味わい深いものがありますし、口辺の何カ所もの虫喰い状の剥落も平穏ではなかったこの盃の人生が表れているようです。それでも大キズを負わなかった事を讃えてやって頂ければ幸い。そしてこの火山の火口の如き(兜巾の立った)高台が私は好きです。
◆ 径:9,9〜10,1cm、高さ:3,5cm。李朝初期。
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