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龍泉窯の陶片です。
向かって左が南宋時代、右が元時代です。
時代の違う2点の、高台部分を見比べることのできるセットです。
南宋時代の龍泉窯は、官窯の影響を受けて、薄い胎土の上に厚い釉薬をかけた薄胎厚釉が主流でしたが、元時代に入ると、支配階層のモンゴル人や西アジアの人々の好みに適った大型の壷や盤を作るようになったため、胎土が厚くなります。
高台の違い、釉の掛かり方の違い、蓮弁文の違いなど、比較対照をお楽しみいただけると思います。
参考に発掘調査時の写真を掲載します(「日本人の愛した中国陶磁 龍泉窯青磁展」図録(2012年、愛知県陶磁資料館、山口県立萩美術館・浦上記念館)より)。
南宋陶片:約4.5cm 元陶片:約7.5cm
※11月20日発売の雑誌「アンドプレミアム」に青磁陶片を特集していただきました。
その関連企画として、姉妹店である古美術吉戸との合同企画で出品いたしました。
この売り上げは東日本大震災の赤十字義援金に寄付させていただきます。
なお、チャリティーのための特別価格及び数に限りがあるため、おひとり様1セットとさせていただきます。
なにとぞご了承くださいますようお願い申し上げます。
早々のご売約ありがとうございました。 |
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