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高野水瓶(徳利)と呼称される、古銅華瓶です。
密教系寺院で用いられた華供養具の一つで
閼伽桶同様、室町時代より遺品が
見られるようになります。
花映りのよさから写しの多いものですが、
出品の華瓶は室町時代の高野水瓶です。
市中で見かける同種華瓶とは明らかに異なる
端整な器形、口縁、高台の仕口に古様を示す華瓶です。
古銅華瓶と表記しましたが、正確に申し上げると
白銅製ですので、当時は一つ手の良い品として
制作されたものといえます。
鈍色の鉄肌は光を吸い込むような静謐な趣です。
室町期まで遡る高野水瓶が市場に出る機会は少なく、
稀少なものだといえます。
画像でご確認いただけるように、
経年による極薄い小アタリが胴下部に見られるものの、
(画像中列最下段)
鑑賞を損なう大きな凹み等のない
良い状態で伝世されたものです。
緊張感ある造形の美しい華瓶だと思います。
仏教美術蒐集家、茶華道家の方はもちろん、
品格ある室礼具をお探しの方にお勧めできる
古銅華瓶です。
高さ:23.5センチ 胴径:13センチ
ありがとうございました。 |
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