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素文形式の金銅 六器です。
密教法具における供養具(密教壇具)の一種で、鋺に台皿を伴い
修法壇上に火舎香炉や華瓶などと共に配されたものです。
鎌倉～南北朝期にかけて制作された金銅 六器です。
鍍金を残す器体は大きないたみもなく
状態はよいといえます。
六器自体は、仏教美術にご興味のある方なら
比較的見かける機会もあるかと思いますが、
室町以前の伝世六器となると数が少なく、その中でも
鍍金を残すものは稀少なものといえます。
素文形式のものですので、器形に時代の形が
素直に表れています。
花鬘を盛る役割もあり、花器の一種ともいえます。
水を張り、枝ものを挿すと花映りのよいものです。
鋺 ：高さ3.5センチ 口径7.8センチ
台皿：高さ2.5センチ 径 7.5センチ
ありがとうございました。 |
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