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宝冠を被り通肩に衣をまとって、膝の上、袖中で印を結んで蓮台上に座す、小像ながらも作の良い観音菩薩坐像です。
残念ながら、お顔に人為的な欠損がありますが、円空学会の会報に掲載(7・8枚目の画像)された時点で、この状態だったようです。
円空仏の魅力の要因のひとつである‘微笑み’は確認出来ませんが、衣文や台座・背面の三条衣文線等の鉈跡は冴えに冴え、トロトロの木味も魅力的です。
円空仏に興味はあっても、‘真贋’・‘価格’で躊躇される方も多いように思います。イタミゆえにリーズナブルかつ、間違いのないものですので、お勧めです。
後補の竹根製の台座が付属致します。
高さ 7.7cm(台座含まず)
江戸時代/箱・台座・会報付
参照画像・・・「円空学会だより」季刊144号
御売約、ありがとうございました。 |
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