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久しぶりに買うことが出来ましたこの朽木盆、滋賀県は琵琶湖の西岸、朽木村の生まれのもので、江戸時代には参勤交代の折、たくさん江戸に持ち込まれそこから各地にもたらされたので、比較的いろんな地方で目にすることが出来ます。
定番の菊花文様、黒漆のベースの上に弁柄漆で丁寧に菊の花を描いています。小さいものから大きなものまで三段階くらいの大きさの種類がありますが、これは一番大きいものですね。
定番と云いながら、初めてご覧になる方もまだまだ多いはず。うるしの表現と云うタイトルで企画展を開催したこともある当店としては、その良さをお伝えする、ちょっと口幅ったい云い方ですが、啓蒙活動を継続していきたいなと思っておる次第です。
ともあれ江戸のグッドデザインを、もっともっと愉しんでみてください。
口径35~36センチ 高さ4.3センチ 江戸時代後期
使用擦れや打痕、漆の剥落、割れ、歪みなどがありますが、経年変化の範疇でコンディションは良いほうではないかと思います。
御売約ありがとうございます。 |
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