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新羅時代を代表する宝相華文の塼です。
雁鴨池出土とありますが、韓国国立博物館での特別展『雁鴨池』の図録では全く同手のものは見つけられませんでした。
しかしいずれ、臨海殿址の何処かからか、ほかの慶州寺院からのものであるのは間違いのないところかと思います。
完全にのこっている側部には忍冬唐草文が施されており、いっそうの華やかさを添えております。
残欠ですが、全体の五分の三ほどは残っています。中心部が残っているので、そう<残念モノ感>は無い筈です。
ちゃんと自立もしますし、かなりの迫力です。
飾れる場所も多いのではないでしょうか。
大きさ 幅31㎝(完全な面)21.5㎝(残欠部) 厚さ5.5㎝
統一新羅時代 7世紀~8世紀 箱
*表面に剥離を押さえるために博物館などで行われる薬品処置が入っていると思われます。
色や質感などは変化有りませんが、水の浸透などを遮ります。
◎御売約:ありがとうございました
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