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李朝時代後期の石製の箱です。
李朝の石工品は様々な器形、用途のものが制作されており、
出品の石箱は煙草容れと言われています。
資料に当たると、印箱や茶容れとしても
用いられていたようです。
手彫りによる柔らかみのある線や、甲盛り蓋にみられる
李朝工芸の奔放ながら粗野に堕することのない造形が
魅力です。
見つけると仕入れていたのですが、最近はごく偶に、
蓋を失った身のみが出てくることはあるものの、
蓋を伴う揃いの状態で出てくることはまずなくなりました。
経年の欠けがあるのみで、大きな破損、割れ接ぎはありません。
高さ(蓋含む):約8センチ 長さ:14センチ 幅:9.5センチ
ありがとうございました。 |
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