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南部箔碗をまとめて買うことが出来ましたのでご紹介させて頂きます。どうぞ東北の地に咲いたうるしものの華を堪能してください。
四つ組で入れ子になっていて収納に便利なように作られた椀です。四つのサイズがありそれぞれ組み合わせれば、二つの椀組になります。ただ残念ながら二つのパーツが無くなって(小さい順からS,M,L,XLとするならば、SサイズとLサイズが一つづつ無い状態です。) したがって小椀組が四客、大椀組が五客になります。
素朴なものが多い東北の漆器のなかでこの南部箔碗は豪奢な雰囲気をほこるもの、その昔は南部藩以外の他領への持ち出しを禁止されていたほど貴重で一部の特権階級の人々しか使用が認められなかったものです。大きめの菱形と◆の切箔文様は何とも云えず人々の目を惹きつけたことでしょう。切箔の間には折枝の菊があしらわれています。胴がしっかり張って口縁が内抱え、撥形に開く高台は造形としてもとても力強いものです。
谷崎潤一郎は著書、陰影礼賛の中で、あのけばけばしくうるさい蒔絵の類も、現代の照明ではない当時の暗い蝋燭の灯りのもとではほのかに美しいと云う旨書いていましたが
、まさにこの椀達もそうで、祝いごとなどのハレの日に大いに人々の目を愉しませてくれたことでしょう。東北の地が生んだ箔碗と云う大輪の華をどうぞ愉しんでください。
S サイズ・引き入れ合子 口径10.5センチ 高さ2.8センチ
M サイズ・羹椀 口径11.3センチ 高さ3.6センチ
L サイズ・羹椀、大 口径11.8センチ 高さ5.0センチ
XLサイズ・飯椀 口径13.0センチ 高さ8.2センチ
各椀とも微妙にサイズは違います。 江戸時代中期頃、箱付き
箱には正法寺椀 拾とありますが分散してしまったようです。また正法寺とは岩手県水沢地区にある禅寺ですが、そこの什器として作られた椀が残っているのですが現在は黒塗りの無地しか発見されていないようです。
それぞれの椀に塗り直しやうるしの剥落、傷みが見られます。コンディションのいいものもありますが、傷んだままのものも中にはあります。
御売約ありがとうございます。
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