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先日、東北地方の仕入れツアーの折、見つけた渋江人形を御紹介します。
渋江人形は安政年間に京都の人形師、渋江長四郎が山形に来て始めたようです。基本的に桐のおがくずを使って作る練り物人形です。犬の人形はもともと御殿玩具として公家の女性が輿入れのときに持っていったものです。御存知の通り犬は安産の象徴、母体の健康、嬰児の健やかな成長を願うお守りとして作られました。また背中にに描かれた桃は邪気を払う霊力をもった吉祥文として描かれています。
まるまると太った福々しい相、愛らしいお顔は見ているとこちらも笑顔になってしまいます。おがくずを練って造形しその上に胡粉を塗って仕上げています。はまぐりなどの貝をすりつぶして使うのは御所人形と同じ作りですね、頸には赤い前掛け、そこには素朴な筆致で花が描かれています。背中には葉のついた桃、布の襟巻も付けられています。
動物好きの方、特に犬好きの方、また人形好きの方、もちろんその他のいろんな方にその愛らしさが伝わる、そんなお人形です。その可愛らしさをぜひお手許で愛でてみてください。
長さ11.3センチ 高さ8.6センチ 江戸~明治頃
鼻の先に4ミリほどの削げが見られます。また背中や尾のそばに亀裂が見られます。底に穴があるのは敷板に固定するための穴ですのでダメージではありません。 |
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30,000円
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