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全体に厚造りで重量感のある、所謂‘古刷毛目’と称されるタイプの粉青刷毛目碗です。
伝世の刷毛目茶碗は非常に希少で、名碗と云われるものにも、明治以降に発掘品が請来され、中途伝世したものが少なくありません。なかでも大正~昭和初頭に、鶏龍山古窯群の発見に伴い、かなりの数量が請来された事が知られております。
茶色い釉膚に、重なりや濃淡のある厚い刷毛目が施されており、カセのほとんどない艶やかな肌を保っております。古い本漆直しは、いまだ堅牢で弾いても泣きませんし、茶を点ててもシミひとつ生じません。
珪石目跡の痕跡こそ確認出来ませんが、明らかに鶏龍山の手で、直しの古さ等を考慮すると、或いは大正~昭和初頭より前に請来された茶碗かも知れません。
疵(呼び継ぎは一片)はありますが、極上の肌をお愉しみ頂ける、刷毛目の優品です。
径 16.2~17cm
高さ 6~7cm
朝鮮時代初期(16c)/箱・仕覆付
御売約、ありがとうございました。 |
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