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風招 李朝八角虎足盤  

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虎足盤と呼ばれるこのタイプの盤はしばしば見かけるものですが、本品はなかなかどうしていい膳なんです。昨今 巷には、李朝と称するリプロダクションやレプリカの木工が溢れていて、又もし宮中や両班のものと思われる様な木工の本歌が出れば非常に高価なものですが、そんな状況の中でマジメ過ぎる程マジメな膳として眼に留まりました。

◆ 径(対角) 43cm、高さ 26,5cm。19c。この手のものはオンドルの床で使う為、歪みが生じ若干ガタツキます。虎足の一本の先端と、二カ所の雲脚部分(画像参照)に補修あり。

李朝木工を世に知らしめた大先達、浅川巧氏は『李朝の膳』の中で、虎足が雲脚(盤の下の飾り板)を通過して盤に直に接しているのは統営(慶尚南道南部)の式であると述べています。材は、おそらく盤が栗、脚が松ではないかと思います。

儒教の教えを体現した様な簡潔な作りで、特に盤 周縁の緩やかに削り出した立上がりは半島(か遥か昔の日本)の民族にしかなし得ない控えめなカーヴを描き、その周縁と盤面の境をうっすらと示すはかなげな凹線も盤の美しさを引き立てています。また雲脚はその名の由来が分からない程に素っ気なく、虎足にもさしたる装飾はありません。補修された部分が一目瞭然に了解されるほど全体が純朴で、品の良い印象…それこそがこの膳の特筆すべき点なのでしょう。
照明のせいで全体が青味がかってしまいました m(_ _)m

☆ ご売約となりました。ありがとうございました。
 


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