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伝世の金銅独鈷杵です。比較的小ぶりな作品ですが型抜けがよく、要所に上質な鍍金が確認できます。本作品の最大の見所は、鈷の各面に「縦しのぎ」を鋳込んでいる点で、これは平安時代から鎌倉初期に流行した六角鈷や八角鈷のなごりではないかと考えます。
「密具中でも特殊形式のもので天台寺門派の創始にかかるものと推測されるが、本拠はつまびらかでない」(『密教法具』奈良国立博物館編より同手作品の解説を抜粋)
むっくりとしたフォルムに二重圏円をもつ楕円鬼目の放出ぶり、肉厚な間葉付八葉単弁の蓮弁など鎌倉法具の特徴をよく備えております。写真4枚目に『密教法具』より抜粋した類似品を掲出しておきます。
全長 148mm
仕込箱付属
鎌倉時代(13-14世紀)
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550,000円
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