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曽我蕭白|蟹図
・表装:H113㎝ W57.8㎝
・本紙:H30.8㎝ W46.6㎝
・表装新装
曽我蕭白らしい、スピード感溢れる筆致によって描かれた蟹図。
大胆かつ迷いのない筆線は、蟹の姿態を的確に捉えながら、画面に強烈な生命感と躍動感を与えています。とりわけ脚部右側に施された濃墨は、墨の濃淡と筆勢によって一瞬の動きを捉えたかのような迫力を生み出しており、蕭白独特の奔放な画趣を存分に感じさせます。
中国絵画や江戸絵画において「蟹」は吉祥を表す画題の一つです。
硬い甲羅を持つことから、「甲」と科挙における首位を意味する「甲」との通音により、立身出世や栄達への願いが託されました。
吉祥の意味を備えながらも、単なる瑞祥画に留まらず、対象の生命そのものを鋭く捉え、豪快な筆勢へと昇華させる、そこにこそ曽我蕭白という画家の唯一無二の魅力があります。
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