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毎年四月八日は生まれたばかりのお姿の金銅製のお釈迦さまの像に甘茶を掛けてご誕生を寿ぐ、いわゆる花祭りでありますが、私も仏教系の幼稚園に通っていたもんですからその行事に参加しておりましたよ、幼少のみぎりはね。(自分でみぎりって云うな)
ですのでお茶を掛けても劣化しにくい金銅製の誕生仏が多いわけですが、銅の素材は高価であるので末端の民衆はこうした木製の誕生仏をこさえてもらって信仰していたのじゃないでしょうか。
でも甘茶を実際に掛けたら朽ちてしまうので花祭りの時はマイムで、あとは神仏を祀る棚に安置しておくのでこうして煤を被って真っ黒くなっていくのでしょう。それにしても残りにくかったのか類例は本当に少ないものです。
なかなか上手に彫れているので地方仏師の仕事かもしれませんが、お顔立ちはあくまでも朴訥そのもの、かなりうがちの過ぎた見方かもしれませんが、興福寺所蔵の山田寺の仏頭のお顔のように見えます。もちろん時代も生まれた背景も全く違いますが、心根の奥の民族の底流が同質なのかもしれません。
愛らしい童子のお姿は十人が十人とも「カワイイ」と云ってくれるものでしょう。小さな経机や味のいい敷板を用意して飾ってみてください。
高さ13.1センチ
江戸時代頃
箱はありません。
右手人差し指が欠損していますが、煤も被ってしまって不足感はあまり感じません。また左足部分は補修されています。
画像に出てくる敷板は付属しませんのでご了承ください。
御売約ありがとうございます。
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