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入江泊舟
岡山の茶人・数寄者として知られています。
泊舟は昭和初期頃に活動した人物とみられ、全国の名工の窯を訪ね、自ら作陶したと伝えられています。萩では十二代田原陶兵衛の窯で作陶した作品も知られており、単なる陶芸家というより、茶の湯を背景に土と窯に親しんだ数寄者であったことが窺えます。
魯山人や半泥子に近い人で、知る人ぞ知る数寄者です。
本作は備前の小さな酒盃です。土味を生かした素朴な景色に、いかにも数寄者の手になるものらしい味わいが有ります。
高台内に泊舟の号に因んだと思われる帆掛け船の銘が有ります。
備前では昔から余り茶碗やぐい吞みが積極的に作られていません。口辺の口当たりが余り良くなかったからだと思います。しかしながら泊舟は恐らくその点には十分気づいていたのでしょう。口当たりよく仕上げて有り、ザラザラした質感は有りません。
技巧を競うというよりも、自ら使い、酒を楽しむために作ったような盃です。使い込むほどに備前の肌が育ち、更に良い酒器になっていくと思います。
口径:6.0㎝
高さ:5.1㎝
重さ:90g
状態:無傷
箱 :共箱 |
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15,000円
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