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朝鮮の白磁というのはその中でも特に数の多いものかもしれませんね。なにしろあちらは儒教的な思考のベースがありますから、清廉潔白、澄み切った曇りのない白はなにより尊ばれたわけでしょう。
特に中~後期になってよりそれが多くなりそれこそピンからキリまであるジャンルですね。ですのでその中でもやや古い時代のピンのタイプの満月壺と呼ばれるような大型の白磁壺は数億円単位で海外のオークションで取引されている現状です。
さてそんなミュージアムピースはそちらの方々におまかせして、こちらはのんびりと気楽に愉しんでいきたいと思います。
後期の白磁のなかでは少し古いタイプで見込みがフラットではなくアールのついたもので、末期の低いのとは違うやや背の高い筒形に近い白磁をご紹介します。
まずまず白いボディにニュウや貫入がありますが、そこに味が染みてポッとピンクに色が差したよう。素地はやわらかで微妙に青くなっている部分もあって、最上級の上がりとはいきませんが愉しめる膚合いになっていると云えましょうか。
高台は砂目でゆらゆらとした釉薬の縮れがあってこちらも好ましい膚です。
以前の所蔵者が手作りしたような味っぽい杉箱に収められていて、渋い色合いの包み布が添っています。けっこう使われてきたものじゃないでしょうか。
無骨な木地盆の上でお好みの徳利や向付のうつわたちと組み合わせて愉しんでみてください。
口径6.6~6.9 高さ4.4~4.6センチ
朝鮮時代後期
杉箱に収められています。
口縁からニュウが4本ありました。普通はニュウはマイナスポイントでしょうが、この場合は豊かな表情の一つと云えるでしょうか。もちろん実用に支障はまったくありません。
画像に出てくる盆や他の器は付属しませんのでご了承下さい。
御売約ありがとうございます。 |
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