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花地蔵 紙縒てんがん  

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朝鮮時代後期の紙縒奠雁(こよりてんがん)です。
紙縒(こより)を編んで、全体を漆で塗り固めた奠雁(てんがん)です。
奠雁とは、朝鮮半島で婚礼の儀式具として使用されたものであり、木製の木雁(もくがん)はよく見かけますが、紙縒で制作された奠雁は珍しいと思います。私も初見です。
木製の木味とは違った、紙縒ならではの質感と味わいが感じられます。
糸は朝鮮では、長寿を象徴します。紙縒を編んで用いられたのは、そのような願いも込められていたのでしょう。
凝った造作で、制作者の手の温もりが伝わってくるようです。
漆で固められた紙縒の表情も魅力的で、温かみのある独特の雰囲気を醸し出しています。
紙縒のおうとつが陰影を与え、味わい深い表情となっています。おうとつの一つひとつが見る人の心を打ち、心に響きます。
黒の世界が、その個性をいっそう際立たせ、独特の存在感を放っています。

■奠雁(てんがん)
雁の番(つがい)は絶対に離れないということから、結婚式の際には1対の奠雁が贈られました。また、ひとつのときは相手はあなた一人、仲良く暮らそうという意味をこめて持参されました。水鳥を結婚の縁起物として選んだ理由には、多産であること、万里を翔るエネルギーが健康を象徴するなどの理由があったようです。

※参考として、「李朝木工」池田三四郎著(東峰書房刊)P40の奠雁の図版を添付しました。

コンディションは良好で、使用による擦れはありますが目立つ痛みはありません。

紙縒てんがんの大きさ 幅103mm×長さ235mm×高さ159mm

ご売約ありがとうございます。
 


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