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平安時代初期、9世紀にまでさかのぼる長頸壷です。猿投山周辺から産出される白く上質な胎土を使用し、当時最先端の設備と技能にたけた陶工により製作された平安時代の貴族(または官司)のための食器の一種です。
本作品は窯の中で真横から受けた炎により自然釉が平行に流れ、偶然に得られた豊かな景色はリ・ウーファンの絵画のようでもあり、金属器を思わせるシャープなフォルムと相俟って高い芸術性を誇っております。まさしく「神の手」に導かれた、猿投長頸壷中の白眉といえるでしょう。
口縁に連続した浅い欠けがありますが、クラックや破損の修復はありません。
高 230mm
幅 150mm
付属品:時代桐箱
平安時代(9世紀)
<詳細は以下のURLよりご高覧ください>
https://nara-nakagami.com/ja/items/146/
◎御約定:早々ありがとうございました。
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